日本では、企業が雇用を調製するのが最終段階となっていて、失業率は景気に遅れて反応します。
そこで景気に連動する指標として「有効求人倍率」が注目されています。
この「有効求人倍率」は、月間有効求職者数に対する月間有効求人者数の比率で、「有効求人」というのが、「前月と前々月から繰り越された有効期間中の求人と新規求人」の合計のことで、景気拡大となると求人数が増えることになるので、倍率は上昇、景気が縮小されると求人数は減りますので、倍率は低くなります。
とはいえ、この「有効求人倍率」は、あくまでもハローワークで取り扱われている求人だけですので、新聞や雑誌、インターネットでの求人広告や、人材派遣などでの数字はカウントされていません。
まぁ、テレビなどではこの数字を元に話が進められていますが、個人的には「ハローワーク」が日本における求人を体現しているものではなく、どちらかというマイナーな部類に入るので、正直この数字によって景気云々は、間違っていると思うんですけどね。
なにせハローワークをつかったことがありませんし、ハローワークで仕事を見つけている知り合いもいませんし、ほとんどはネットや知り合いのつてだったりしますよね。
まぁ、政府はこの「有効求人倍率」によって景気を判断したいのであれば、少なくともインターネット上にある、求人サイトのデータも盛り込むべきですよね。
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